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【テニス】全仏2015男子シングルス決勝回顧

      2015/06/12

 

皆さんテニス見てますか?

今年の全仏は最近10年とは異なる大会であり、一つのターニングポイントとなる大会となりました。
〈クレーキング〉ナダル選手の準々決勝敗退。
この10年で9度全仏を制していたキングが決勝の舞台にいませんでした。
体調が悪い訳でもなかったので、伝説の終焉を感じさせる、そんな内容の試合でした。
寂しい気持ちになった方も多かったのではないでしょうか。

そんな中、決勝に勝ち進んできたのは世界ランク1位のジョコビッチ選手、そして世界ランク9位のワウリンカ選手でした。

ライブではなかったですが、地上波で放送されていましたので、全てのゲームを見ることが出来ました。

戦前の予想ではジョコビッチ選手有利でしたが、ハマった時のワウリンカ選手はとてつもない強さを発揮するので、個人的にはいい勝負になると思っていました。

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試合が始まると最初からワウリンカ選手が攻めます。
ただ、第1セットは痛いダブルフォルトもあって6-4でジョコビッチ選手がとります。

第2セットに入ってもワウリンカ選手はリスクを恐れず攻め続けます。
なかなかブレークが取れず、あと一本が出なかったのですが、第10ゲームでついにブレーク成功。
試合を振り出しに戻します。

第3セットに入ってもワウリンカ選手は攻撃の手を緩めません。
ジョコビッチ選手が仕掛けるよりも前にどんどん仕掛けます。
そして、第6ゲームでブレークに成功。
このセットも6-3でワウリンカ選手が取ってセットカウント2-1とします。

個人的には第8ゲーム15-0からの攻防が一番印象に残っています。
ジョコビッチ選手のコート右隅への厳しいショットをワウリンカ選手がバックハンドで、ポール外側からまいて中に入れるスーパーショット。
これで勝負ありですね。
この日のワウリンカ選手は誰も止められないと感じました。

第4セットは先にジョコビッチ選手がブレークして、解説者もファイナルセットを予感させる発言をしていました。
が、今日のワウリンカ選手は最後まで止まりませんでした。
第5、第9ゲームをブレークして、そのまま2度目のチャンピオンシップポイントをものにして優勝。

ジョコビッチ選手に勝つための唯一の方法を実践したワウリンカ選手。
攻めて攻めて攻めぬいた末の勝利でした。

非常に見応えのある試合でしたが、一抹の寂しさを感じた今年の全仏オープンでした。

次回のグランドスラムはウィンブルドン(芝)ですね。
また地上波で放送してもらえるはずなので、楽しみに待ちたいと思います。

それでは。

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